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ウルトラマラソン完走記D
ウルトラマラソン完走記 | |||||||
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DFINISH
2004.10.17 四万十川ウルトラマラソン(100キロ)
完全なペースダウンのまま歩いたり走ったりを繰り返す。頭の中もボケてきたのか次の距離表示を間違えたりする。次が78kmの表示と思いきや77kmだったりする。余分に1km増えたようでショックが非常に大きい。80kmを10時間47分で通過。レストステーションでの30分のロスタイムを差し引くとこの20kmは3時間1分のラップタイム。制限時間の14時間まで後3時間10分余りしかない。このまま歩いてばかりのペースでは本当にヤバイ。並んで歩いていたおじさんからも「このままでは86kmの関門は通過出来ても94kmの関門通過は難しいな」と声をかけられる。ここまで走ってのリタイアは悔しいし、来年の再チャレンジなど今はとても考えられない。この時点ではあまりの辛さに、2度とウルトラマラソンなんか走るもんかと痛感していた。
夕暮れも近づいてきて悲壮感たっぷりで走っていると、おそろいのタイガースのユニホームを着て走っている夫婦(カップル)ランナーに遭遇する。すると後ろからは同じくおそろいのジャイアンツTシャツを着た夫婦(カップル)が、巨人の応援歌を歌い上げながら抜きさって行く。しかも抜き去ると同時に振り向きざま拳を突き上げて、応援歌のサビの部分を更に熱唱する。これにはさすがの阪神ファンも「参った」と降参。六甲おろしで反撃することも出来なかった。こんなシーンに出会って思わず爆笑してしまう。
笑ったことで気持ちも前向きになる。とりあえず残りの距離を考えずに2kmごとにに区切って走ることにする。まず歩くのは2分間だけ。2分間歩いたら2km先の表示まではがむしゃらに走る。とにかく走る。たどり着いたら自分へのご褒美としてまた2分間だけ歩く。2kmを2分間歩いて残りを走る。これを繰り返すことでダラダラと落ち込んでいたペースがよみがえってきた。これでなんとかなりそうだ。
写真を撮っている場合じゃないけど、とりあえず90kmの表示で。
90kmを過ぎてからは急に薄暗くなって肌寒くなる。給水所には熱いお茶まで登場する。しかしあまりにも熱すぎて飲めなかったりする。残り5kmを過ぎると声援の声も「頑張れ」から「お帰りなさい」に変わってくる。この声援には思わずグッとくるものがこみあげてくる。本当に沿道からの応援、ボランティアのスタッフの人々には励まされてきた。ゴールの中村高校が近づいてくると更に多くの応援の声に出迎えられる。ここまで走れたことに対していろいろな人達への感謝の気持ちでいっぱいになりつつ、ゴールでのポーズをどうしようかなと考えたりしながら走る。
最後は残りの力をふりしぼって走る。走り方はどこかドタドタしている。手作りの紙ふぶきを浴びながらいよいよゴールの中村高校へ。待っていてくれた妻の姿を確認し、両手を突き上げてのポーズでゴール。タイムは13時間45分43秒。制限時間15分前のギリギリでのゴールだった。こうしてただひたすら走るためだけに費やすという過酷な、そしてとても贅沢な一日が終了した。
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見えにくいけど、両手を突き上げてのゴール。 | 完走メダルをゲット! |
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長かった一日 達成感120% | レース後のアイシング。 ここから立ち上がるのが大変だった。 |
● 整体院 くすコンディショニング ● 営業時間 10時〜20時 (完全予約制) ● 定休日 不定休 ● アクセス 徳島県板野郡板野町大寺字岡山路8-439 こちらの地図をクリック (駐車場有) |
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